花と小物のアレンジを中心に、日々の楽しみを四葉のしおりをはさんでいくように綴っています


by kain-4

カテゴリ:短歌の風景( 13 )

ふるさとの海辺

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   「ふるさとの夕かげり来る渚辺に舟底を焼く煙たちをり」
 2年前に帰省したときの写真です。 母が詠んだ舟はありませんが、島影は昔のままでした。 ところで、来週末に母を連れて兄妹で帰省します。 駆け足ですが懐かしい方々や景色にまた会えるのが楽しみです。
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by kain-4 | 2010-11-10 00:11 | 短歌の風景

つるぼ

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 「通り雨過ぎてかたへの藪に咲くつるぼの花のうすき紫」
井の頭公園の野草園にツルボの花が咲いていました。 母の歌によく詠まれている花ですが、私はその姿を思い出せませんでした。 ああ、この花ならよく見かけました。
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by kain-4 | 2010-10-10 16:42 | 短歌の風景

ツルボの花

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「通り雨過ぎてかたへの藪に咲く
   つるぼの花のうすき紫」
 井の頭公園の野草園にツルボの花が咲いていました。田舎でもよく目にした花なので、母の短歌にもたびたび登場しています。

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 これには「龍脳菊」という札がついていました。 
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 寒椿も咲いています。
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 川には水鳥がたくさん集まっていました。水辺はいつも気持ちがいいものです。

 この日は珍しく主人の散歩に付き合いました。6時半に出発して帰宅したのは10時15分。写真を撮ったりスタバによったりしましたが・・・。結構ハードでした。
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by kain-4 | 2009-11-17 07:27 | 短歌の風景

ツワブキ

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「杉落葉わけて出でしか仄暗き
   林に石蕗(ツワ)の灯るごと咲く」

 私にしては珍しく散歩が続いています。近所の公園は何度も歩いてわかったつもりでしたが、思わぬところに花を発見します。うす暗がりに咲くツワブキに母の短歌を合わせてみました。
 以前の歌集ではhamabo1mさんの写真をお借りしましたが今回は自前です。
 このツワブキの傍に咲いていたのは・・・moreをクリックしてくださいね。

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by kain-4 | 2009-11-14 11:05 | 短歌の風景
 ひつじ田のコメントで人物を詠んだ歌は投稿しないと言いましたが、考えてみるとブログを始めて丸四年、ネットを通じて親しくさせていただいた方々の周りには色々なことがありました。ご本人が病を得たり、お身内が入院されたり・・・。  母の歌の中に入院中の父や祖母などを呼んだ歌があります。退院の歌もあります。現在リハビリ中の方やお世話をしておられる方々への応援の気持ちをこめて少しご紹介しますね。

「病むわれの額互に触りては孫ら二人の遊びは続く」
 これは母の枕元で当時三歳の私の息子と姪が遊んでいる風景です。よく絞ってないタオルを額に乗せたりしていました。

「無骨なる叔父に枕をかえられつつ
  肯(うべな)う叔母の顔の安けり」
 あの大叔父さんがねぇ。大叔母さんは料理がとても上手でした。

「入院の夫(つま)思ひつつお茶漬けを
   一人食べゐる朝餉(あさげ)侘びしも」
 子供達が皆巣立った後、夫婦二人で寄り添って暮らしていた家ががらんとして・・・。

「雪うさぎ孫につくりてそのままに
   雪ふる日々を姑(はは)の病みをり」
「臥す姑(はは)を見守りをれば目のあひて
   どちらからともなくほほえみぬ」
「呆(ほう)けたる姑(はは)看とりつつこの姑と
   過ぎ来し長き日々思ふなり」
 いずれも祖母を詠んだもの。何でも器用で可愛らしいおばあちゃんでした。

「聖書読む声隣より聞こえくる病む夫(つま)の顔みつつききをり」
「病む夫へ窓をひらきてこの町の祭り太鼓のきこゆるを言ふ」
 父は晩年よく検査入院を繰り返しておりました。医師をはじめ懇意な人ばかりの病院でしたが地元から離れていたので母には大変でした。

「退院をして来し夫にはや慣れて手紙たのめり角のポストへ」
 子供の頃よく手紙を出すお手伝いをした四つ角のポスト。
「夫(つま)のいぬ二十日ばかりを休みいし柱時計がけふ動きだす」
 この時計は今では兄の家で大切にされています。
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by kain-4 | 2009-10-29 22:32 | 短歌の風景

ひつじ田

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「稲孫田(ひつじだ)を鳥とびたてりまた一羽
  ゆるりと食せすぐ去るものを」      (1998年作)
 刈り取られた田圃でひこばえをついばむ鳥たちが通りかかった母の気配で飛び立っていきます。稲穂が刈り取られた田圃に点在する藁ぐろ・・・秋ごとにに眺めていた風景です。
 monasaさんのブログに懐かしいような写真があったのでお借りしました。信州の秋です。monasaさんどうもありがとうございました。自分が作った歌もなかなか思い出せなくなった母ですが、ブログを見せてあげると目を輝かせて喜びます。
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by kain-4 | 2009-10-27 21:41 | 短歌の風景

ムラサキシキブ

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「村しぐれやみし深山(みやま)の草むらに
  紫式部の実の零(こぼ)れをり」
 
 しばらくブログをお休みしている間にムラサキシキブの写真を撮られた方が二人も♪
まずは、「子猫の迷い道」のkoneko2yさんのお写真をお借りしました。素敵な写真をありがとうございました。
母の歌の雰囲気に合っていると思うのですがいかがでしょう?
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by kain-4 | 2009-10-02 23:37 | 短歌の風景

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 「山萩の風に揺るるを見つつゐて
   峠にしばし汗をぬぐえり」

 これは山萩ではなく、我が家の白萩です。この日は風が強くてなかなかカメラに収まりませんでした。何しろ狭い庭なので全貌をお見せできなくて残念です。今年はほとんどほったらかしだったので、萩も酔芙蓉も枝を伸ばし放題です。
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by kain-4 | 2009-10-02 22:46 | 短歌の風景

風船かづら

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「少女画く風船かづらふるふると
   風に揺れをり秋たつ朝に」

 母の歌に使おうと思って、風船かづらの種を蒔いたのですが芽吹きませんでした。
すると、kaguyawingさんのブログに写真が・・・。早速お願いして写真をお借りしました。どうもありがとうございました。
 風船かづらは、爽やかな色と、可愛い形が大好きです。
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by kain-4 | 2009-09-06 17:35 | 短歌の風景

カンナ

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「川へりの草刈られいて清々(すがすが)し
   カンナの花がのこされてあり」

 猛暑の中道端に咲くカンナの燃えるような赤が印象的です。近頃見かけることが少ないのですが、koneko2yさんのブログで素晴らしいカンナを見つけたのでお借りしました。群生するカンナの写真もありましたよ。

 お盆に寄せて遠い昔に亡くなった方々、そして最近亡くなった方々を偲び、いくつか歌をアップさせていただきます。

「四十年経ちたる母の命日を夫は静かに灯をともしをり」
 私の父は十歳の頃に母を亡くしています。祖母の遺影を見ると何だか私に面差しが似ています。

「ふるさとの海より征きし兄のこと幻のごと折ふし思ふ」
 戦死した母方の伯父は長男です。私は爽やかな青年の写真でしか伯父を知りません。

「戦すみて帰り来ぬ子をかなしみて母は命をちぢめたまひし」
 母方の祖母は長男の帰りを待って毎日桟橋に立ったそうです。「岸壁の母」は当時日本国中にいたんですね。

「冷えびえと姑居ぬ部屋のさびしかり姑の箪笥に樟脳入るる」
 長い年月を共に暮らした姑の死。この箪笥は私が貰い受けて東京で使っています。

「もの捜す手にまたふるるソロモンの海に眠れる義兄(あに)の軍帽」
 父方の伯父は潜水艦に乗っていました、遺影はセーラー服姿です。そういえば前出の箪笥にこの軍帽が入っていたのかしら。

「村人とはぐれずい行け弟よ精霊舟を水辺におろす」
 母方の叔父は末っ子でした。母の深い悲しみを今でも覚えています。

「聖書読む声隣より聞こえくる病む夫(つま)の顔みつつききをり」
 私の父は晩年身体を壊して入退院を繰り返していました。思えばその頃から母の認知症が始まっていたのでしょう、父の死後もう歌を詠むことはありません。娘としては父への挽歌を詠んで欲しかったとの思いが残っています。

「盆棚の前に行きては鉦叩き幾度も拝む稚なき孫は」
 私の田舎ではお盆は八月です。子供の頃はご先祖様の遺影が並ぶ盆棚や盆灯篭が苦手でした。ご先祖様すみません。
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by kain-4 | 2009-07-19 10:21 | 短歌の風景